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大徳寺塔頭 芳春院庭園(2)




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本堂前の枯山水庭を花岸庭いうそうです。山渓より流れでる水がやがて大海へ帰る大自然を表しているようです。京都四閣のひとつである「呑湖閣」は、小堀遠州作の楼閣山水の庭の中心をなしています。

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# by visconti9 | 2008-11-27 23:50

大徳寺塔頭 芳春院庭園




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芳春院は、慶長十三年(1608)、加賀の前田利家の夫人芳春院が玉室宗珀を開祖として建立した大徳寺の塔頭で、前田家の菩提寺となっています。大徳寺山内の北に位置し、広い境内を持ち、門内に入ると紅葉やさつきの木々に囲まれた長い石畳が続き唐門に至ります。

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# by visconti9 | 2008-11-26 22:13

平安神宮 秋の神苑(2)




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植治は平安神宮の神苑で空間をデザインするその能力を存分に発揮しました。それは、意味ありげにみせる象徴空間の庭を、のびやかな自然主義へ回帰させるものでした。桜の花吹雪が舞い散り、柳の新芽が風邪にたなびき、池の水が鏡のように蒼空や緑の樹木を明るく映し出す世界。明治の人々は、明るいのびやかな庭園から鮮烈な印象を受けたのでした。

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# by visconti9 | 2008-11-21 01:08

平安神宮 秋の神苑




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春はしだれ桜、初夏は杜若に花菖蒲、秋は紅葉、冬は雪景色と折々に趣を変えて心をなごませる神苑。心に平安の訪れがあるようにとの植治の願いが込められているのでしょう。

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# by visconti9 | 2008-11-20 01:07

大徳寺塔頭 高桐院 秋の庭園




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有限の生命しか与えられていない人間にとって、確かにこの世に生きていたという証拠を刻むこと、生きていた時間の存在を確認すること、そして無限の生命を持つことは、人間の究極の目標ではないでしょうか。そういう意味からも「生成の美、変化の美」を内在し、「時間美」をもたらす「時間芸術」としての「庭園」は、人間にとって最も共感と共鳴をもたらす芸術といえるのではないでしょうか。日本の気候風土は庭園にとって好都合な条件がありました。高温多湿ゆえに、樹木も庭石も建物も灯籠も蹲いもすべて速いスピードで生成し、風化し、苔むし変化するのです。日本庭園固有の「時間美」がこの高桐院庭園にも溢れているようです。

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# by visconti9 | 2008-11-19 00:05