並河靖之七宝記念館は、明治大正期に活躍した七宝家で帝室技芸員を務めた並河靖之の旧宅と工房、窯場を公開しています。家と庭は1894年に完成。表は京格子や虫籠窓をそなえた京町家の表屋づくりで、背後に二階建ての主家がつづきます。京町家と書院風の二つの様式が併存する興味深い造りとなっています。特に注目したいのは、当時隣家に住んでいた若き七代目小川治兵衛がこの庭を手がけたことです。この庭園は小規模の庭は別として、小川治兵衛の処女作とされています。
by visconti9
| 2008-06-29 00:05
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